〜ワンルーム購入のきっかけは自分から興味を持って〜

松本：まず今回の投資用ワンルームはどんなきっかけで買われたのですか？

K様：当時本業とは別に副業で営業コンサルをやっていまして、そのクライアント先が投資用不動産の会社だったんですね。そこが年商10億ぐらいの事業規模の中古マンションを売るところでして。

 

松本：はい。

K様：そのコンサルのために、投資用不動産業ってどういうふうにやってるのかいろんな不動産会社を見ていくなかで、○○（中古ワンルーム販売会社）さん、あと○○○○（中古ワンルーム販売会社）さんあたりと話を実際にして、僕がそのときの前職では与信がある状態だったんですね。大手企業サラリーマンでちょうどローンも通って買えるし、なんか悪そうな話じゃないしっていうので買いました。

 

松本：なるほど。差し支えなければどちらにお勤めだったんですか？

K様：当時は○○○○で働いていました。

 

松本：○○○○！？それは買い放題ですね（笑）

K様：そうですね（笑）買えますっていうふうに言われて買っちゃいました。

 

松本：そしてどんな流れで購入していったんですか？

K様：シンプルに広告からどんな感じで営業してくるのかを知りたくて、○○（中古ワンルーム販売会社）さんのホームページから登録して商談に至った。

 

松本：○○○○○○（中古ワンルーム販売会社）ですか？

K様：そうです。

 

松本：Amazonギフト○万円分っていう？

K様：そうです。

 

松本：あれもらえるんですか？

K様：もらいました○万円分ですね（笑）。

 

松本：でもそれ買わなかったらもらえないんですよね？

K様：ですね・・でも確か買わなくても情報さえ渡せばその年収証明書とかある程度話してその情報だけ渡せばもらえるっていう感じですね。

 

松本：そうなんですね（笑）。

K様：はい（笑）。

 

松本：今回○○（中古ワンルーム販売会社）さんから物件提案は1件目で買ったんですか。

K様：そうですね。1件目ですね。

 

松本：もうその物件初めて買うわけじゃないすか。他にいいのないのかなとかもっと良いとかないのかなとか、他の会社での比較検討はされなかったんですか？

K様：一応そのとき競合してた○○（中古ワンルーム販売会社）さん、あと○○○○（中古ワンルーム販売会社）さんに提案してもらった物件を一応比較しました。

 

松本：そうなんですね。どこがポイントで選ばれたんですか？

K様：僕もあんまりわかってなかったんすけど、マンションのブランドですかね・・あとは建物管理してる管理会社が大手だったので、なんかそこら辺がしっかりしているっていうところと、立地が他のところよりもまだ良かったっていうのでそこに決めました。

 

松本：今回のマンション売却もあれやこれやってってお願いしたんですけど、買うときって何度も打ち合わせしたり、書類書いたり判子押したり大変じゃなかったですか？

K様：そうですね。最初２〜３回ぐらいZoomで打ち合わせや話しをしてて、『内見とかするものじゃないですよ』っていうふうに言われて。そんなもんなんですか？って聞いたら、『こういうのは自分が住むわけじゃないので見ないものです』ってことで結局見ずにですね、最後の契約の日だけ初めてオフラインでお会いして、先方の事務所でいろいろ手続きしたっていう感じですね。

 

松本：結局、売るまでの間には物件は見に行かれたんですか？

K様：1回も行ってないです（笑）。

 

松本：大丈夫です。けっこう皆さんそういう方は多いので（笑）。

K様：そうなんですね（笑）。

 

松本：その買おうとしてる最中や手続きの時は、どんな気持ちだったんですか？たとえば何かわくわくするとか？

K様：そうですね。これで節税にはなるなとか、そういうところはメリットがあるかなと思ってましたね。でも・・なんかその営業マンの方は『いろんな人に自慢できますよ』みたいな、なんかちょっと気持ち悪い言い方をしてきましたけども。

 

松本：あぁ・・ステータス？

K様：はい、ステータス的な。あとは『同じ会社でも買ってる人いますよ』とかそういうふうにもいろいろ言われましたね・・まぁ本当かわからないですけど。

 

〜実際に投資用ワンルームを手に入れてみてから〜

松本：（笑）。そして買ってから最初の家賃が入ってきて、多分最初は通帳とか見るじゃないですか？どんな気持ちだったんですか？

K様：そうですね・・ただこれもちょっと笑われちゃうんですけど、管理費と修繕費引くとマイナス5000円なんですよね手出しが毎月。なのでなんか、5000円取られていくなみたいな・・っていうのはずっとあってわくわくではなかったですかね。

 

松本：それから1ヶ月目が過ぎ半年過ぎたりして、固定資産税なども支払ったり最初の確定申告とかになって来ると思うんですけど、そのあたり心境の変化はどんな感じでしたか？

K様：これが時間がたてばどんどん値上がりしていくのかなぁ・・であったりとか『２〜３年は持った方がいい』っていうふうに言われてて。それはすごい覚えてるんすけど、何回も何回も言われたので・・

 

松本：はい。

K様：『そこを越えてからの売却じゃないとマイナスになりますよ』っていう話ではあったので、何となくそこら辺までは持っておこうみたいな感覚でしたね。なんか・・しょうがないかなみたいな感じで。

 

松本：なるほど・・それで営業さんに言われたように持ってるって自慢したりはしたんですか？

K様：いやしなかったですね（笑）。持ってることを言いたくないって訳でもないけど、別にそんな自慢するほどでもないし。あとはなんか周りの人のなかではワンルームはあんまりいなくて、自宅としてマンションを買ったりする人とかはいたので、そっちの方が賢いのかなとかは途中で思いましたね。

 

松本：いまは独立されていますけど、買われてからどのくらいで前の会社は退職されたんですか？

K様：買ってからすぐで、もう本当に席だけあるような退職が決まってるいるときに買いました。

 

松本：そのあとは2件目の買い増しの営業とかは来なかったですか？

K様：来ましたね、でも断りました。なんかやり取りが後から思えばすごい営業が胡散臭かったなっていうのとか、そのカスタマー部署みたいなのが一応あるんですけど、ちょっとやり取りもなんか雑というか。だからあまり信用できたもんではないなと思って2件目はないかなって。

 

松本：そうだったんですね。でももしかして、また別の販売会社で良さそうな営業とかマンションだったら・・まだ買っていましたか？

K様：そうかもしれないですね・・ただそのあとそういう不動産詳しい人に言ったときに、投資用ワンルーム？それまずいよみたいな感じで言われて。ちょっとやってしまったのかなとは思ってもいました。だからもう2件目は積極的には考えてなかったです。

 

〜売却を考えたきっかけはコーチング〜

松本：なるほど。でも持ってるときの収支はマイナスでも生命保険がわりとか節税とかで、特に1年目はそこそこ還付金も戻ってきたとも思うし、まだ購入されて3年ちょっとくらい。どのあたりぐらいから売却を考え始めたんですか？

K様：最近コーチングを受けていたんですけど、そこでお金回りちょっとクリアリングしましょうっていうことで、いろいろ整理をしていたんですけど、マンションはずっとマイナスが出ていっててこれが将来資産になるのであればとか、持ち続けられたらいいけどって思って相談してて、これはちょっと微妙だねってなりました。

 

松本：そのコーチングの方は別に不動産関係ではなく？

K様：そうですね、もうなんか腹落ちして。

 

松本：そうだったんですね・・逆に持ってるときに一番結構きつかったとか不満なところは？

K様：それは、固定資産税が来るときぐらいですかね。

 

松本：４期分まとめてだと結構金額も大きいですもんね。そしてご相談していざ売却になってくるんですけど、売却してる最中は何か不安とかどんな感情だったんですか？

K様：実際に手出しする金額が、こう生々しく目の前にするので・・これぐらいなのか・・っていうのはすごいあって気が重かったです。

 

松本：ですよね・・

K様：はい。

 

松本：でも売ってしまった後なのであれなんですけど、考えようによっては持ち出しをするんであれば、当然売らないっていう人も多いんですが・・それに結構な大金だったじゃないですか？そこまでされたのは何が後押ししたんですかね？

K様：はい、いろいろアドバイスもらったりとかもありますけど、何かクリアではなかったですよね。なんかずっとモヤモヤしてた部分がどこかあったので・・いつか整理しないといけないなと。

 

松本：マンション持ってること自体が？

K様：そうです。はい。

 

松本：それは、お金以上に気持ちがっていうところ？

K様：そうですね。それがプラスになっていくというのが明らかに見えていれば、全然そんなことはないんだと思うんですけど。

 

松本：持ち出し金額がわかってから、今回の売却に向けての資金繰りとか頑張っていただいて。でもそれも結構な苦痛やご負担ではあったと思うんですけど・・それよりも、もう手放す方の気持ちの方が強かったって感じだった？

K様：はい、そうですね。

 

松本：これからもし周りのお知り合いでワンルームマンション持ってる人とかいて相談されたら、アドバイスとしてはどんなこと伝えますか？

K様：なんですかね〜。まずどこで買ったのか聞きますね。○○（中古ワンルーム販売会社）とか○○○○（中古ワンルーム販売会社）とかだったら、やっぱり疑わしいだろうなって思うので・・そして今後の収支とか値上がりする予測とかは立つの？とか、一度そういうの見直したほうがいいよね、とは言うと思います。

 

松本：購入したその会社の印象が、K様にとってはかなり悪くなっているんですね。

K様：そういう感じです。

 

松本：どちらの会社もWeb系に強くて、なんとなくクリーンで理路整然とした感じですけど、結果的には最後は人ですもんね？

K様：はい、そうですね。たぶん信用してる人いないんじゃないですかね。そして嫌な思いを抱えてる人はいるんじゃないですかね。

 

〜購入前と購入後は温度感が違った〜

松本：その担当営業さんのアフターフォローはどうだったんですか？

K様：いや、もうけっこう温度がいきなりすごい下がる感じですね、購入後は。

 

松本：買ってからがですか？

K様：そうですそうです、もう塩対応というか（笑）。

 

松本：（笑）確定申告はどうされていたんですか？

K様：確定申告は別にお願いしている税理士さんがいたので、そちらにお願いしていました。

 

松本：買うまで一生懸命だけど、買った後はもう特に連絡もこっちからしないと・・みたいな？

K様：そうですね。こっちからしないと連絡はないですね。あと買ったときは本当におめでとうございます！！みたいな感じであと何か色紙を・・誰だかわからないですけどいろんな人のメッセージが・・この度はおめでとうございます！みたいに書いてあるやつと、あと何かスタバのマグカップをもらいましたね・・

 

松本：色紙は初めて聞きました（笑）なんかそういう系の営業するみたいなイメージないですけど（笑）。

K様：（笑）その後、手放す相談をしてやり取りししてたんですけど本当に何ていうんですかね・・もう嘘・・っていうか、むしろとんちんかんなことを言ってて。

 

松本：売却したいって伝えてから。

K様：そうです、売らない方がいいって話のなかで、例えば短期譲渡と長期譲渡の話をしてきたんですけど・・まず利益でないのに全く関係ないじゃないですか？でもわからないと思ってるのか、税金かかりますよって言ってきたり。

 

松本：はいはい。

K様：あらためて調べてみてやっぱり税金かからないみたいけど・・これどういうこと？っていうふうに言ったら、返信が止まりましたね。

 

松本：それで売ったよって結果は伝えたんですか？

K様：はい。わかりました・・で終わりです。

 

松本：たぶん販売会社どこでもそうだと思うんですけど、買ってもらってすぐに売却されちゃうと提携先の金融機関から印象よくないんだと思うんですよね。そういうことばっかりだとやってると最悪は提携を切られちゃうとかっていうのがあるんで。だからできるだけ売って欲しくないっていうのはあると思うんですよね。

K様：なるほど（笑）

 

松本：最初に営業さんに売却の相談した時の反応はどうでしたか？

K様：これ売った方がいいんですかね？とかちょっと聞いたら、売らない方がいらない方がいいよって言われましたね（笑）。

 

松本：そりゃそうですよね。

K様：はい、そんな感じでしたね。

 

 

〜売活活動を始めてから手放してみたいまの感想〜

松本：これまで電話営業とかダイレクトメールとか売却営業というのは受けたことは？

K様：営業というのはあまりないですけれど、一度まずいろいろ金額を聞こうと思って一括査定見積もりみたいなのをやったときに、電話がワーッていろんなところからきて、それからときどき携帯に電話が来るようになりましたね。

 

松本：結構たくさんきたんじゃないですか？

K様：そうですね、一時はすごかったです。

 

松本：今もまだ電話きますか？

K様：たまにきますね。だから売りました！って答えてます（笑）。でもたまに他にまだ持ってるマンションありますか？なんて聞かれます。

 

松本：（笑）最後に、今回投資用ワンルームを買ってからしばらく持ってみて、そして売却するというご経験からなにか学び的なものってございましたか？

K様：学びかぁ・・まず不動産は本当に信用できる人から買うに限るなとは思いましたね。

 

松本：なるほど。

K様：はい。うん。あとはそうですね、結構ノリで買ってしまった感はあるので、そこはしっかり吟味したりとかフラットにメリットデメリットも言ってくれる営業マンの人じゃないと、信用できないなと。他の営業でもそうですけど。

 

松本：なるほど。かなり高い勉強代になってしまいましたがいまのお気持ちは？

K様：はい、とてもクリアですね。

 

松本：それはよかったです（笑）こう買って後悔したって話しする人はいるんですけど、売ってから売らなきゃよかったとかおっしゃる人は少なくて、すっきりしたとか売ってよかったっていう方が大半です。

K様：ありがとうございます。

 

松本：とんでもないです。他には何か売却中やこれからでのご不安なことはありませんか？

K様：全然だいじょうぶです。ずっとスムーズにやっていただいて僕がひっかかっていたところもしっかりとつついてくださったので、とてもやりやすかったです。

 

松本：そうですか、ありがとうございました。

K様：はい、ありがとうございました。

K様、貴重なお声をありがとうございました。