ここ数日で、売出し案件のうち何件かが無事にまとまりました。案件がまとまるまでの流れを大まかにお伝えすると……。① 買主(不動産会社)さまからの初期価格提示(想定される銀行融資額から、自社の事業利益を差し引いて最初に提示する『机上価格』です)~② オーナーさまへ価格・諸条件・ご紹介の所感を報告~③ オーナーさまのご判断を受け再交渉・その結果の再報告など繰り返し~④ 買主さまが銀行へ融資打診して確実な『本評価』を取得、買付(購入申込書)の提示~⑤ オーナーさまへお渡しして最終ご判断……という流れです。その前段階で「売出し価格を設定~媒介契約(ウチの場合は専任)を結ぶ」という工程がありますが、それを含めて、おおよそ1~2ヶ月ほどあれば上記のとおり進みます。
オーナーさまから「この価格、条件で売却します」とのお言葉をいただいたあと、具体的になにがどう進んでいくのか。前置きがすこし長くなりましたが、今回は直近事例を参考にそのご紹介です。まずオーナーさまのご承諾があった旨、買主さまへ最初に報告し、あらためてこれらを確認します⇒『売買価格・手付金・引渡し期日・いつまでに契約希望か・契約付属書類・契約時点で全書類の取得マストか』。また最近は追加で『電子契約の対応可否』もかならず確認します。2~3年前は「ウチやってないです」「電子ってよく分からないから紙で」と言われることもありましたが、もはや最近は「電子が当たり前」になってきました。そのため電子契約はどちらかというと、「オーナーさんがどうか?」がポイントになりますが、媒介契約で一度対応していただいているため、問題ないことがほとんどです。
買主側の確認が取れたあと、オーナーさまへ連絡して「片判アポ」を切ります。契約書が紙でも電子でも、可能なら一度会おうと思ってはいるのですが……最近はZOOMなど「リモート片判」比率が圧倒的に高くなりました。お会いする場合は日時の調整をして、場所を見繕います。だいたいはファミレスですが、過去オーナーさんの車のなか・泊まりもしないホテルのエントランスの端っこ・駅のすみっこで立ったまま……などもありました(遠い目)。百貨店の外商ラウンジとかより記憶に残ってます。片判時にご用意いただくのは「本人確認証・ご実印・登記識別情報通知(確認のみで預かりません)・賃貸借(サブリース)契約書・賃貸管理の委託契約書・ローン返済表・購入時の書類やパンフレット」などです。事前にいただいている場合は、当日お持ちいただくものはほとんどありません。また、契約段階では役所の書類取得なども不要です。
今回も価格同意いただいた案件はすべて、ZOOMのリモート片判になりました。前述の書類はデータや画像にしてLINEでいただき、あとは契約書類の準備を完了させて当日ご案内するだけです。片判では「契約後、お引渡しまでの流れ」「精算書を用いてお金の流れ」「売買契約書類の読み合わせ」を行います。スムーズにいけばだいたい、1時間くらいです。紙の場合は片判時に書類へご署名ご捺印いただき、後日買主さまへお渡しして契約の締結。電子の場合はZOOMでご説明後、契約データを「売主~弊社~買主」と順次回して、契約締結します。売却後に手残りがあれば、契約の締結と同時に「手付金」を支払います。勘違いしている方もいますが、手付金は「売買代金の一部として、買主から売主」へ支払われます。だいたい相場で30~50万円が、お引渡しに先駆け入ってくるお金になります。……と、こんな感じで「価格合意の正式な契約化」が進みます。オーナーさんの手間負担がほとんどないのは、買うときと売るときのおおきな差ですね!
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