ブログ

YouTube『2025.11公開動画』からピックアップ!

YouTubeチャンネルで11月公開した動画「17本」から、ひとつをピックアップしてご紹介!
「全国賃貸住宅新聞2025年10月20日版」の記事をもとに、「家賃を上げるため推奨される設備」・「そもそも賃貸状況を維持するために必要な設備」をご紹介。すこし飛躍して、「将来的な賃貸需要・求められる設備条件の予測」についても触れました。


【家賃アップに効果的な設備ランキング】

記事内の同ランキングから、売るワンルームが気になった設備についてピックアップしてお話ししました。

1位:高速インターネット無料
通常のインターネット無料では物足りない!いま求められているのは『さらなる高速化』です。光などの高速回線にすることで、「+1,000〜2,000円の家賃改善」が期待できるというデータがあります。テレワーク・ゲーム・動画視聴などで必要になる高速回線は、ワンルームの需要(2~30代)層に沿っていることが多く、用途が広いため効果が出やすい設備といえます。

2位:インターネット無料/オートロック(同率)
エリアによっては非常に普及している「居住者ならインターネット無料」の物件。自身で回線を引く手間費用の節約・スマホ通信力の節約といった観点から、家賃アップへの許容度も上がります。オートロックは築浅物件ならほぼ「標準装備」、未設置の築古物件なら後付け需要がもっとも高い設備です。ワンルームでは鉄板の組み合わせといえます。

4位:宅配ボックス
設置による家賃アップは「+2,000円ほど」が目安になるそうです。とくに日中(夜遅くまで)不在がちの単身者には必須レベルの設備なので、このくらいの家賃差は許容されやすいのかもしれません。このような近年の需要増加により、追加設置する物件も目立ってきています。最近はさらに「各戸専用ボックス化」の流れもあり、今後は「必須レベル」となりそうです。

5位:独立洗面台
女性中心に強い人気・支持を持つ設備。部屋を見比べる際の比較対象として大きなウエイトを占め、あるだけで競合差別化に繋がります。その他の条件・ニーズと合致することで+数1,000円単位の家賃増額という恩恵をもたらす可能性も。リフォームなどで設備更新・入替をする際、とくに女性入居者をターゲティングするなら優先度の高い設備といえそうです。

6位:浴室乾燥機
外干し回避ニーズや建物の気密性向上により、需要が安定して増加中。「専用宅配ボックス・独立洗面台」とあわせ、女性入居者にとっては「三種の神器」といえるかもしれません!

8位:24時間ゴミ置き場
+3,000円ほどの家賃影響がある設備、とのことです。入居者の生活満足・快適度が上がり、退去防止にも繋がります。

9位:都市ガス
最近は「都市ガス>プロパン」という入居希望者が増えています。チャットGPTなど、賃貸物件さがしにAI活用をする方も増え、光熱費の節約という観点からアドバイスされた結果、前述のような希望条件を追加されることが増えた、という背景もあるようです。オーナー側にとって『入居者がどういう方法で物件条件を決めて、物件さがしをするか』を理解することも重要な時代になりました。


【賃貸付けに必須の設備ランキング】

続いて、「これがないと賃貸付けに苦労します……」という必須設備について触れます。もし、所有する部屋に以下設備がない場合は……早急な見直しをする必要があるかもしれません。

1位:エアコン
「現代日本」においてもはや、全国どこでも必須。年間でもっとも需要増加した都道府県が「北海道」だった、ということからも、その必要・重要性がみてとれます。ワンルームタイプなら1基の設置で済みますが、複数部屋があったり部屋構造の問題によっては今後、複数基の設置を検討する必要があるかも……。また、エアコンの「本体費用」も年々上昇しており、「交換コストの増大」はオーナーすべてに関係のある問題と言えそうです。

2位:室内洗濯機置き場
30代前半までの層にとっては「洗濯機を外置き?あり得ない!」という感覚かもしれません。もはや築古物件にしか見られない特徴ですが…。話が逸れますが、洗濯機置場が室内にあるかどうか、は「銀行融資」の面にも影響が出ます。

3位:TVモニター付きインターホン
セキュリティ意識の高まりで標準装備化。録画機能も必須に近いものとなりました。

4位:インターネット無料
「家賃アップ設備」の1・2位とあわせ、こちらにもランクイン。前述のとおり、「ネット無料」の環境は時代とともに「当たり前」になりつつありますが、これはエリアによって大きい差が生じています。所有マンションに加え、「周りの建物はどうか?」も重要なチェックポイント。

5位:温水便座(もはやマスト。未設置の場合、入居者が自身で取り付けることも…)
6位:独立洗面台(必須でありつつ、賃料アップが見込める効果も)
9位:シングルレバー水栓(築古物件が主な対象ですが、リフォーム時の定番設備)


将来的に「需要増加」しそうな設備

次に、話の流れで「今後、賃貸需要の変化でこんな設備・条件が増えるかもね」と動画でお伝えした内容です。

★ IoT設備:「便利」から「当たり前」への移行
スマートロック・照明・エアコン・インターネット回線などがスマホと連動し、いわば「スマホ=家のリモコン」になる環境。もちろん物理キーもなく、スマホで電子解錠が可能。現状はファミリータイプや高級賃貸がメイン市場で、投資用ワンルームではあまりありませんが、一部ブランドでは標準装備をアピールポイントとするところも。高速インターネット環境が「家賃アップに繋がる設備1位」となっている現在ですが、今後はさらに進んで、「IoT設備が 付いていないほうが違和感」 という時代の到来も現実的に考えられます。

★ 見守り設備:高齢単身者のワンルーム需要が増加?
投資用ワンルームといえば、主に若年層の単身世帯むけというイメージですが、今後その「固定概念」が覆されるかもしれません。高齢者向けのセンサーや通知システムなど、安心感を提供する「見守り設備」の設置による『高齢単身層の需要取り込み』が考えられます。時代の流れを鑑みれば現実性の高い話で、都市部の単身高齢者の増加、車を使わない生活への移行などにより、むしろ「需給バランスのとれた合理的な選択」です。入居者の年齢層が上がる=必要な設備も変わる、という視点は、今後の家賃維持において重要なポイントかもしれません。

★ ペット設備:単身者の「孤独対策」としての選択
これは設備というより、ペットOKへと条件変更されるワンルームマンションは、今後増えていくかもしれません。現状、ペット可物件は多くありませんが、前述の高齢単身層の増加や未婚率の上昇により、とくに都心部において「一人は寂しい」という声が増える可能性があります。管理規約の変更など、手続きに時間や手間をかける必要がありますが、「需要に応えて、入居率や家賃額の安定」を目指すため「ペットOKへ」と考えるマンションが出てきても不思議ではありません。


いずれにせよ、お金がかかる……

今回の内容は『大家さん向けの新聞』記事がベースでしたが、投資用ワンルームの未来をも示唆しているという印象を受けました。「なぜ設備の未来予測が重要なのか?」という理由はシンプルで、家賃を払うのは入居者だからです。いくらインフレで「築年数に関わらず、家賃が上がる」環境下といえ、入居者に選ばれなければ「家賃が入らない」し、「家賃アップの額も限定的」になってしまいます。

「家賃アップに繋がる設備の導入」も、「入居維持のための設備」も、「今後のニーズに備えた設備の選択肢」もすべて、収益性に直結する要素です。イチ大家として取り組まないといけない「事業」です。

当然、それには手間ヒマがかかりますし、なにより「お金」が必要です。設備の更新・導入は無料ではできません。「はたして、このコストは回収できるのか」「この設備を入れる価値は本当にあるのか」など、専門外のことで悩む手間や時間が惜しい……。そのようなオーナーさんは、適切な時期に適切な価格帯での『出口検討』をするほうがベターかもしれません。


実際の動画ご紹介



今回は、YouTubeチャンネルで11月公開した動画からピックアップ紹介しました。「いま、自身が所有するマンション・部屋の設備はどうか」「家賃にどれほど反映できているか」「今後の快適・最新環境を維持するには」を改めて考えるキッカケになれば幸いです。
次回は「12月公開動画」からのピックアップ特集を行います。またご覧ください!



※本記事は、投資用ワンルームをすでに所有しているオーナー様に向けた情報提供を目的としています


一覧へ戻る

売るワンルームへの
問い合わせ

「ワンルームを売却したい」
「専門会社の意見を聞きたい」
「とりあえずいくらで売れるか知りたい」
「他社提案のセカンドオピニオンを希望」
という方は、まずは公式LINEから友だち登録をお願いします! (強引な営業はいっさいありませんので、ご安心ください)